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2003年4月29日(火・祝) 第9回定期演奏会~結成10周年を迎えて~


最終更新 2007年03月23日
指揮:常森闘志
オルガン:荒木治子
合唱:アンサンブルクライス
●J.S.バッハ「主に向かって新しいを歌を歌え」
●レヒナー「主に向かって新しい歌を歌え」
●モンテヴェルディ「主に向かって新しい歌を歌え」「キリスト汝をほめたたえん」
●テレマン「私たちの主イエス・キリストの神」
●ブルックナー「正しい者の口は語り」
●ラインベルガー「主は近くにおられる」
●ヴォルフ「高みへと」
●モチュニック「キリストがお生まれになった」
●ヴァイダ「すべて道行く人よ」
●マンティヤールヴィ「記念のキリエ」
●ヴィレット「おお大いなる神秘」
●コチャール「御身を崇めん キリストよ」 他
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**クライスの10周年をふりかえって**

 10年前、結成演奏会のステージに立ったのは遠い昔のことのように思える。新宿文化センター大ホールの空間に響くハーモニーは実に心地よかった。
 その時、新しい合唱団が誕生したという意識はなかった。もちろん、合唱団の名前もなかった。ところが、情熱に燃えた一人の男がいて、その時歌ったメンバーを母体にコーラスグループとしての活動を継続させた。これが"アンサンブルクライス"の生い立ちである。情熱に燃えた男とはほかならぬ吉田真康氏であり、現在の合唱団の名称も彼の命名による。
 私の合唱歴は30年になる。これまでいろいろな合唱団に所属し、時には団の運営にも関わったが、"アンサンブルクライス"ほど辛い経験をした合唱団はないように思う。それは、合唱団に関わる様々な人たちの様々な気持ちが激しく燃焼したからに違いない。
 その辛い時期を経た後、私は仕事の関係で東京を離れ、第7回と第8回の演奏会には出演していない。二年ぶりに東京へ戻ってみると、"アンサンブルクライス"は新しい姿に脱皮していた。私にとって本日の第9回演奏会は、新しい"アンサンブルクライス"に自分を同化させる演奏会である。真剣に、しかし努めて楽しく歌いたいと思う。演奏者と聴衆の皆様とが一体となって歌の輪(クライス)に包まれることを願いつつ。
(バス永沢義嗣)